大きな笑顔が魅力の福士加代子さんが、故郷青森県板柳町で「笑福駅伝」を開催。私もレジェンドランナーの1人として参加しました。5月3日、薄曇りの空に岩木山が美しく映え、白いリンゴの花が可憐に花を咲かせていて幸せな気持ちに。「皆さーん、笑顔を忘れないでね。競争する人ものんびり走る人もみんな笑顔ですよ〜」と開会式で福士さん。
笑福駅伝はこれまで高松市で3年開催され、今回初めて故郷で開催されたのです。100チームの予定が167チーム集まり、全国からの参加者はもちろん、加代子さんの同級生やお友達、恩師の皆さんも嬉しそう。
開会式で、私は有森裕子さんと「リンゴの唄」を歌い、「ラッセラー、ラッセラー」と盛り上げる野口みずきさんや渋井陽子さん、那須川瑞穂さんと一緒に踊り、走る前からお祭り気分でした。でも、渋井さんは前の晩のお酒も控え目に、朝練習を行う集中ぶり。さすがです!「自分に満足のいく走りをしたいので。でも増田さんはゆっくりでいいですよ。トークで盛り上げてください」とにこやかに渋井さん。
6区間のチーム編成は、1区と5区が渋井さん。2区が那須川さん、3区野口さん、4区有森さん、そしてアンカーは私で、まるでオチみたいでした。案の定、渋井さんが区間記録の走りでスタートし、皆さんそこそこのいい走り、渋井さんが5区でごぼう抜きをし、アンカーの私でごぼう抜かれ。でもラスト100m、皆が迎えに来てくれて、一緒にフィニッシュ。胸が熱くなりました。私たちは40位。まるで陸上同窓会のような楽しさでした。これも福士さんのお陰。
選手の頃から、苦しくても笑顔を絶やさなかった福士さん。その笑顔で、全国に笑顔の花を咲かせています。
(共同通信/2026年5月5日配信)