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命を守る水泳

2026 10/16
おしゃべり散歩道 2026
2026年8月17日2026年10月16日
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子どもの頃の夏休みはよく、小学校のプールや海で泳ぎ、それを絵日記に書いていました。日焼けした背中の皮をキレイにむくのも楽しみでした。でも最近、学校のプールで泳ぐ子ども達の無邪気な声を聞かなくなったなと思います。

そんな折しも、先日ショッキングなニュースが。スポーツ庁の発表で、全国の公立中学校の22.8%が、昨年度にプールの水泳授業を取りやめたとのこと。その理由は、暑さやプールの老朽化のためなんだそうです。プールの歴史を調べてみると、1964年の東京五輪前は学校プールの設置率は12%。それがスポーツ振興法によって始まった国の助成金制度のおかげで、1975年には50%を超え、80年代前半までにほとんどの学校にプールが作られました。つまり40年以上経つプールが多いので、老朽化はやむを得ないことです。でも水泳の授業が出来なくなることには、何とか歯止めをかけたい!

というのも暑い時期になると、川や海での水の事故が多いからです。この夏は私の故郷(千葉県いすみ市)で3人の方が亡くなり、ショックを受けました。警察庁の統計では、昨年は全国で760人の尊い命が失われ、子どもたちが命を落とす事故も少なくありません。

日本は海洋国家で、国土の特徴からも、昔から水に親しんだり、水を正しく怖がったりしてきました。命を守るために、日本独自の古式泳法が発展した歴史があります。それは長く楽に泳いだり、流れに逆らわず体力を温存したりする泳ぎ方です。

これからは、着衣での泳ぎ方や浮いて救助を待つ方法など、知識だけでなく体験しておく必要があると思います。命を守るために、義務教育では全ての児童・生徒に水泳の授業を、と言いたいです。

(共同通信/2026年8月17日配信)

おしゃべり散歩道 2026
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