7月27日から8月2日まで、国際NGOプランインターナショナルジャパンの活動でネパールを訪問。プランジャパンはネパール南部の都市ジャナクプール周辺の農村部に、9つの小学校の校舎やトイレを建設し、教育環境を整えています。今回私の目的は、小学校を見学して子どもたちと触れ合い、その様子を手記にまとめること。またその近辺9つの学校から5人ずつ選ばれた子ども達45人と走ることでした。
バンコク経由でカトマンズ空港に着くと、煉瓦で作られた暖かい雰囲気のターミナルビルにホッとしました。気温は25度、まるで避暑地です。翌朝、飛行機で30分、ジャナクプール空港へ到着。目的地の小学校まで車で東に約1時間の道のりは、一面に田んぼが広がり、あぜ道の所々に大きな木が。アスファルトで舗装された道に牛や山羊が優雅に佇んでいます。のどかで、何だか日本の田舎の昔の風景を見ているようでした。
小学校に着くと、子どもたちが「ナマステ」と恥ずかしそうに挨拶をしてくれました。私が大きな声で「ナマステ」と言って笑顔をみせると、可愛らしい笑顔が返ってきます。先生が「オリンピック選手だよ」と私を紹介すると、子ども達から歓声が。私が速く走るに違いないと思っていた男の子達は、スタートするや否や「えっ、遅いの?」という顔で私を抜いていきました。私は女の子たちに腕振りを指導しながら、一緒に楽しく2.7㎞キロ走ったのです。
その後、元気な男の子に4つの教室を案内して貰うと、壁にネパール語やアルファベット、数式、体の構造の絵などが書かれていました。この学校で皆が義務教育の8年生までしっかり学び、目標に向かって走り続けて欲しいと思いました。
(共同通信/2026年8月3日配信)