いつか人類がマラソンで2時間を切る日がくる!と言われていましたが、まさかこんなに早くやってくるとは。4月26日、ロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン.サウェさん(31歳)が1時間59分30秒で優勝。驚くのはその内容で、前半のハーフよりも後半のハーフの方が1分28秒も速かったのです。
どんな選手なのか?興味津々の私は、五輪などの解説の時もよく行うのですが、スポーツ・ケニアなど海外のメディアをチェック。今回は、詳しく取り上げていたランナーズワールドという専門サイトを見つけました。
サウェさん、リフトバレーのバルソンデ村出身で、実家はとうもろこし農家。子どもの頃は家に電気が通っていなかったようです。不便な生活が彼をよりたくましくしたのでしょう。祖母に大切に育てられたお婆ちゃん子。(私と同じ)
高校までは陸上のトラック種目を行っていたサウェさんですが、運命を変えたのが隣国ウガンダに移住した彼の叔父さんです。800mの五輪選手。サウェさんが、安定した収入が得られる警察官になろうとした時、叔父さんがプロランナーの道へ導きました。
アキレス腱断裂など苦労もありましたが、29歳の時に初マラソンで優勝。そこからマラソン3連勝して、今回のロンドン。
この偉業には、サウェさんの並々ならぬ努力があったのです。加えて、シューズの進化も一役買っていると思います。履いていたシューズは片足100gほど。私の現役時代も同じ位の軽さでしが、クッション性や反発力がありませんでした。
最新のシューズは厚底で、カーボンプレートも入っています。見た目はゴツイ感じですが手に持つと軽くてビックリ。人も技術も進化を続けています。
(共同通信/2026年5月1日配信)