新幹線の中、思わず「頭を雲の、上に出~し…」と口ずさんでしまいました。5月30日、歌詞のような富士山を眺めながら静岡県富士市へ。高校1年生になった甥っ子の記録会を応援に行きました。
風薫る5月にしては暑い日。競技場に入ると、静岡陸上競技協会の皆さんが運営に走り回っていました。ご高齢の方もいらっしゃり「お疲れさまです。皆さんも、暑さ指数も、大丈夫ですか?」と聞くと、「大丈夫ですよ、ほら」と、審判の方が測定の機械を見せてくれました。数値は30を大きく下回っています。
今、屋外競技はこの暑さ指数とにらめっこ。昨年6月、日本スポーツ協会は暑熱対策の指針を発表しました。気温だけでなく、日射、湿度、風などの影響を加味した暑さ指数(WBGT)が31℃超えるとスポーツ活動は原則中止。「特に子どもの場合は中止すべき」と記されています。
競技場では中学生、高校生が元気に競技をしていましたが、競技を終えると日陰のテントで休んだり、氷で首筋や足を冷やしたり。ほてった体を労わる姿が。
夏休み期間に開催される全日本中学生陸上やインターハイの時が心配です。日本スポーツ協会からは「7月8月は、屋外競技は禁止」とお達しが出ていますが、生徒達は夏休み以外で全国大会に出場するのは難しい現状。
全中もインターハイも例年通りの日程で開催しますが、日本陸上競技連盟との協議の結果、日中の暑い時間帯を避けて、全中が15時から19時まで、インターハイが17時からのナイター開催の方針で動いています。
以前と比べて暑さのレベルが高くなっています。大切な命を守るためにも、過去の経験則だけに捉われず、根本的な改革が必要となってくるでしょう。
(共同通信/2026年6月1日配信)