pc02@hiari– Author –
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最後につなぐたすき
2026
1月18日、新春の陽光に包まれるなか、第37回選抜女子駅伝北九州大会が開催されました。大会前日の開会式で「どんと構えた小倉城へ丙午(ひのえうま)のような情熱で駆け抜けます!」と力強く挨拶したのは、昨年優勝した神村学園のキャプテン瀬戸口凛さんです。その神村学園の1区武田星莉(きらら)さんと2区白峰袴羽(こはね)さんは沖永良部島出身。「島には400mの競技場がありません」「島から鹿児島市まで船で15時間位かかるんです」と話す2人が素朴で可愛らしくて応援していました。結果は高校の部で... -
シューズとジェンダー
2026
富士山がエールを贈っているように見えた、富士山女子駅伝(昨年12月30日開催)。2位になった東北福祉大学は、メキメキと力をつけています。 大会前日、静岡の競技場で練習する選手たちを見ていたら、足音が違いました。今流行りの厚底シューズは地面を叩きつける“タンッ、タンッ、タンッ”という音がするのに、それがなく静かなのです。冠木監督に伝えると「地面を押す力をつけたいので、うちは厚底はかないんですよ」と。なるほど!冠木さんは「股関節周りの故障も心配なので、その予防のためでもあります」と続... -
GMO初優勝
2026
元日、群馬県庁32階から初日の出を拝み、ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)がスタート。私は40チームの監督たちが集う監督ルームからリポートをしました。下馬表(午年だけに)では、トヨタ、旭化成、ホンダが3強だと。 しかしスタートすると、ロジスティードの富田峻平さんが1区区間賞に輝き、2区ではサンベルクスの吉田響さんが区間新記録を樹立。「今年はカタカナのチームが強いですね」と私が言うと、「うちもここから、頑張りますよ亅と、トヨタ自動車の熊本監督が話しました。 2区で、ローマ字のGMO... -
伊澤菜々花さんの復活
2025
有森裕子杯、人見絹枝杯山陽女子ロードレース大会が、12月21日に開催されました。開会式で有森さんは「選手の皆さん、この舞台をチャンスと捉えて、挑戦してください」とご挨拶。移動中継車から解説する私は、伊澤菜々花さんに注目していました。 34歳の伊澤さん、夏の大会で、3千mと5千mの自己ベストを更新。10月のプリンセス駅伝でも花の3区を走り、13人のごぼう抜きを。勢いが止まりません。その根底にある山あり谷ありの競技人生が魅力的なのです。 伊澤さん、豊川高校時代はインターハイ3千mのチャンピ... -
内村航平さんの母はすごい
2025
内村航平さんの母、周子さんと私はお互い元気でおしゃべり。すごく感性が合って、よくお会いしています。「12月8日に能登半島地震チャリティーイベントをするから来てね」とお誘いを受け、川崎市のホールへ。周子さんは長崎と東京で子ども達に体操やバレエを教えていらっしゃり、そんな子ども達の発表会かと思いました。 ところが、バレリーナ姿で登場したのは周子さん。引き締まった体でシャープな動きを披露し、まさに年齢不詳。「能登の皆さんのために、子ども達も私も一生懸命練習してきました」と、元気にご... -
藤原正彦さんのユーモア
2025
故菊池寛さんが、日本文化の各方面で活躍された方々に贈る菊池寛賞は、昭和27年にスタート。第73回となる今年、「国家の品格」などの著書で有名な藤原正彦さんが受賞されました。「明美ちゃん、映画“国宝”制作チームと同時受賞なので、吉沢亮の美男に小生のフェロモン男児もかすみそうです」とメールをくださった藤原さん。黛まどかさんが主催する俳句の会でお会いしてから、ずっと仲良くして頂いています。 12月5日、そんな藤原さんのお誘いで、都内のホテルで開催された授賞式にお邪魔することに。映画国宝は制... -
チームを引っ張る矢田さん
2025
青い空とオレンジ色に色づいた木々がエディオンのロゴを讃えるように見えました。11月23日に開催されたクイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)で、エディオンが創部37年目にして初優勝を達成したのです。 フィニッシュ後、沢栁厚志監督に勝因を伺うと「1区の水本(佳菜)の力走が選手達の不安を払拭してくれました」と満面の笑み。20歳の水本さんがスタート直後から先頭に立ち、積極的な走りを。そしてロングスパートをかけ、2位に16秒もの差をつけて襷を渡しました。その走りに不安要素を抱えていたメンバ... -
沖縄でがんばる高原直泰さん
2025
スポーツ庁が2021年に創設して今年で5回目となる「スポーツ・健康まちづくり」優良自治体表彰制度。私は2回目からずっと参加しています。受賞した自治体の代表者に壇上でインタビュー。同時にアイスブレイク的な存在なのだと思います。 この賞、成果ではなく「計画」を表彰対象とするのが特徴。今年は18自治体が表彰され、冒頭に河合純一長官が「自治体の抱えるさまざまな課題は伸びしろだと考えられます。ピンチはチャンス。解決するためにスポーツを大いに活用してもらいたい」とスマートなご挨拶を。多く... -
スイスのパラ陸上
2025
「戻ることが出来て嬉しい」と前日に満面の笑みで話していたマルセル・フグさん。(パラリンピック車いすマラソン3連覇中)。11月16日、第44回大分国際車いすマラソンで、12回目の優勝を飾りました。昨年は大会前に右手の指を骨折してしまい欠場。この大会を故郷のように思っているフグさんにとっては、一年が終わらないような寂しさがあったそうです。2年ぶりの大分で「今シーズ最後のレースなので出し切る」と話していた言葉通り、中盤から独走する圧倒的な強さを見せてくれました。 テレビのゲスト解説をした私... -
伊勢路で健闘
2025
熱田神宮から伊勢神宮まで106.8㎞を、8人の選手で繋ぐ全日本大学駅伝が、11月2日に開催されました。開会式では信州大学の森田克馬さんが「宣誓! 木々が色づき始めた今日この頃、秋風が走者たちの背を押す季節となりました」と始まり、「襷がつなぐのは、速さだけではなく、我々の想いと誇り」と美しい宣誓をしました。お陰でレース本番、柿や桜の木々が頬を染めて選手を応援しているように見えました。 大方の優勝予想は、出雲駅伝を勝利した國學院大学。でも勝ったのは、駒澤大学でした。テレビ局が解説者...