内村航平さんの母、周子さんと私はお互い元気でおしゃべり。すごく感性が合って、よくお会いしています。「12月8日に能登半島地震チャリティーイベントをするから来てね」とお誘いを受け、川崎市のホールへ。周子さんは長崎と東京で子ども達に体操やバレエを教えていらっしゃり、そんな子ども達の発表会かと思いました。
ところが、バレリーナ姿で登場したのは周子さん。引き締まった体でシャープな動きを披露し、まさに年齢不詳。「能登の皆さんのために、子ども達も私も一生懸命練習してきました」と、元気にご挨拶。約300人の観客は可愛らしい子ども達の踊りや周子さんとダンサーの皆さんの優雅なバレエに酔いしれ、私は年上の周子さんの機敏な動きに感動。人生チャレンジし続けることの大切さを学んだのです。
そしてこの日は体操の金メダリストが集結。「周子さんから電話がかかってきて、“空いてる?”と言われました。航平先輩が他の用事で行けないらしく、僕が行かないわけにはいきません」と橋本大輝さん。順天堂大学の先輩、加藤凌平さんと谷川航・翔兄弟を誘い、イベントを盛り上げました。
ステージ上で繰り広げられるあん馬や床のパフォーマンスは圧巻。バク転からの2回宙返りが決まると客席からは割れんばかりの拍手が。
トークショーで、橋本さんは「兄貴が谷川兄弟にコテンパンにやられていましたから、僕が勝った時は敵を取ったと思いましたよ」と茶目っ気たっぷりに。すると、谷川兄弟が「まだまだ分からんよー」と。本当に仲が良いのです。イベント後「選手の親同士もとっても仲良しなんですよ」と周子さん。体操男子が団体で金メダルを取る理由が分かった気がします。
(共同通信/2025年12月15日配信)