「いきなり団子じゃなくて、いきなり地震だった」と、60代の男性はユーモアを交えて話してくれました。8月22日、熊本県八代市の避難所へ。国際NGOプランインターナショナルジャパンの皆さんが、熊本地震で支援活動を行うというので私もお手伝いに。
熊本市から八代市に車で向かうと、宇城市、氷川町と進むにつれ、屋根をブルーシートで覆った家が増えてきました。倒壊している家屋もあり、道路は段差があったり波打っていたり。
避難所の八代総合体育館に到着。約350人の方々がダンボールベッドの上にマットレスを置き、その上に布団を敷いて、生活していました。家族4人が向き合うように部屋を作っていたり、1人でいたり。大丈夫ですか?と話しかけると「あら、松野さん」と言うので「私は増田よ。松野ちゃん熊本だもんね」と。よく間違えられることをネタにして笑い合いました。
朝10時と午後3時にラジオ体操が始まります。70代の女性は「毎日2回きちんと体操していたら、肩の調子が良くなってきたのよ」と。前向きな会話が多くて、皆さん心の中では心配事が多くても、明るくいようという気持ちが伝わってきました。私は、「出来るだけ歩いてくださいね」と言いながら、簡単なスクワットの仕方を教えて一緒に行ったのです。
自宅の軒先や車中で避難生活をしている人も、支援物資を受け取りに来ました。女性達が元気で、私を見つけると「テレビで水戸黄門を見ていた時に揺れたからびっくり。それが印籠を出す前だったのよ」「そうそう」と周りも大笑い。女子会トークが始まってしまいました。伺えば、自宅が半壊だと言う人も。大変な時こそ、笑うことの大切さを知ったのです。皆さん、がまだせ!
(共同通信/2026年8月24日配信)