おしゃべり散歩道– category –
共同通信「おしゃべり散歩道」のエッセイをご覧いただけます!!
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取材力、プレゼンに感動
おしゃべり散歩道桜満開の3月26日、日本科学未来館(東京都江東区)へ。「第4回こども新聞サミット」が開催されました。例年だと全国からこども記者が集まり、世の中への提言を発表しますが、今年はコロナ禍のため、子ども達はリモートで参加。ゲストで参加した私は関口修司さん(日本新聞協会NIEコーディネーター)と手島利夫さん(持続発展教育推進フォーラム理事)と一緒に会場から子ども達の発表を聴いたのです。 今年のテーマは、「よりよい世界をつくるためには」。北海道新聞、河北新報、新潟日報、信濃毎日新聞、愛媛新... -
東京パラまで5カ月
おしゃべり散歩道1964年の東京五輪でサッカーの予選会場となった駒沢の競技場。隣の体育館ではバレーボールで東洋の魔女が金メダルを獲得しました。その駒沢オリンピック公園で3月19日、20日の両日、日本パラ陸上競技選手権を開催。「駒沢(大学)は箱根も優勝しましたからね。キテますよ~、選手の皆さんがんばって」と私は試合開始前に場内放送で挨拶しました。 夏の東京パラリンピックに向けて、まだ出場資格を取っていない選手が多くいるのです。それぞれが記録を更新し、世界ランキング6位以内に入れば日本代表にぐっと近... -
名古屋で勝った浪速の女王
おしゃべり散歩道浪花の女王は尾張でも強かった!3月14日、名古屋ウィメンズが開催され、松田瑞生さん(ダイハツ)が2時間21分51妙の好記録で優勝しました。日本記録を目指すほど調子が良かったのですが、風が強かったよう。ゴール後、お母さんの明美さんに「突風やった。大変だった」と電話で話したそうです。 鍼灸師の明美さんは前日ホテルに来て、瑞生さんの体の調整を。レース当日は自宅でテレビ観戦しながら静かに見守っていたのです。レースは、前半から強い向かい風の中、ペースメーカーの森田香織さんが予定通りの速い... -
車いすマラソン特別レース
おしゃべり散歩道「滑走路から世界に羽ばたいてください!」と私は元気に挨拶。3月7日、箱根駅伝予選会の舞台でも知られる陸上自衛隊立川駐屯地で、車いすマラソンの特別レースが行われました。東京パラリンピックへ向けて世界ランキング6位以内の記録を目指すもの。立川市、東京陸協、自衛隊の皆さんの協力もあっての開催でした。 立川市長の清水庄平さんは何度もスタートの合図の練習を。そしてマスコミの方々およそ50人が見守る中、男女合わせて11人の選手たちがスタートしました。1周約2.5kmのコースを16周半。東側1㎞軽い... -
トップ選手と町民で大会実現
おしゃべり散歩道鹿児島空港から南東に車で1時間半。志布志湾に面した大崎町に近づくと、茶畑が広がり道端には菜の花がいっぱい。2月28日、「ジャパンアスリートゲームズイン大崎」が開催され、私は取材でお邪魔しました。 そこには京都の三十三間堂のような長い建物が。直線で150mの走路5レーンと幅跳びのピットが完備された室内競技場。外には400mの陸上競技場があり、傾斜走路や砂場走路、投擲の施設も。この「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」は、2年前に県立高校の跡地にオープン。陸上競技の新たな拠点とし... -
アスリートの人権守って
おしゃべり散歩道2月15日、日本陸上競技連盟は、「アスリートの身長・体重について今後は非公開とし、収集も控える」と発表しました。「大会運営上、必要な要素ではない」とあり、確かに陸上競技は柔道やレスリングなどのように体重別はないので理解できます。加えて、身長・体重から算出されるBMI(体格指数)に注目が集まってしまい、それによる無月経や骨粗しょう症の心配が、ネットでの誹謗中傷につながることもある。そんな背景があるようです。 個人情報を保護するため、私も気をつけなければいけないと思いました。これ... -
新しいアスリート夫婦
おしゃべり散歩道バレンタインデーの日に山口市で開催された全日本実業団ハーフマラソン大会。男子は市田孝さん(旭化成)が日本歴代4位の1時間0分19秒の好タイムで2位(日本人トップ)の力走をみせました。この日、妻の西田美咲さん(エディオン)も同じレースに出場し、1時間13分台でゴール。共に参加したことも力になったでしょう。夫の孝さんはゴール後、優勝インタビューに応えるとすぐ競技場の外へ。美咲さんの応援に駆け付ける姿が微笑ましかったです。正にバレンタインレース! レース終了後の空港で2人にお会いすると... -
選手のため熱意で開催
おしゃべり散歩道立春を過ぎた2月5日、陸上自衛隊立川駐屯地へ。箱根駅伝の予選会のスタート地点にもなっている飛行場は、テレビで観るよりも広く感じられました。この日、3月7日に開催予定の「チャレンジ・東京パラ・42.195km イン 立川」(車いすマラソン)へのお礼と、調印式のために伺いました。 というのもコロナ禍で、東京パラリンピックの予選会となる世界大会の多くが中止に。今、日本代表に決まっている車いすマラソンの選手は、鈴木朋樹さんだけです。世界ランキングを上げて1人でも多くの選手が資格を取るために、日... -
五輪へ貴重な挑戦
おしゃべり散歩道「日本記録は出せなかったですが、きっと怪我の功名になる!」と瀬古利彦さん。1月31日に開催された大阪国際女子マラソンレース後の記者会見でのことです。東京五輪日本代表の一山麻緒さん(23歳・ワコール)と前田穂南さん(24歳・天満屋)が日本記録に挑みました。そのペースはスタートから1㎞を3分18秒で走り続ける大変速いものです。その結果、前田さんが13㎞で離れ、25㎞からは一山さんのペースも遅くなり、2人とも日本記録は叶いませんでした。それでも一山さんは大会記録を更新。前田さんも自己ベストを... -
コロナ禍で駅伝回顧番組
おしゃべり散歩道今年で32年の歴史を重ねる選抜女子駅伝北九州大会が、新型コロナウィルスのため中止となりました。中継するRKB毎日放送のプロデューサーは「こんな時だからこそ、駅伝ファンに喜んで頂ける番組を作りたい」と。工夫を凝らし、大会の歴史を振り返る番組を作り、私はスタジオでコメントすることに。 この大会、高校生チームと大学生、実業団のチームが同じ舞台で戦うもので、テレビ中継される唯一無二の駅伝です。距離は26.9㎞、5区間 (高校生は6区間) で争われます。名場面の映像からは、10代の渋井陽子さんや福...