世界卓球混合ダブルスで、張本智和・早田ひなペアが銀メダルに輝きました。解説をしていた水谷隼さんは「これから経験を積んでいけば楽しみ!」と前向きなコメントを。実は大会期間中、毎晩解説をしていた水谷さんですが、昼間の私が司会を務めるラジオ番組の収録に来てくれたのです。聞きたいことが沢山あった私は、矢継ぎ早に質問を。明るい声で楽しそうに答える彼は、やっぱりメディア向きだなと感じました。テレビでも引っ張りだこなわけです。
お父さんが卓球の指導をしていた水谷さん、子どもの頃から卓球をするのは当たり前だったようです。加えて「水泳やソフトボールなど色々しましたよ。プロレスは2日で辞めましたけど」と。そして14歳の時に卓球で日本のトップクラスの選手となり、日本卓球協会からドイツ留学の話しを頂いたそうです。「親がスパルタで、離れたくて留学しました」と意外な話しを。でも当時はまだ中学生、一人で海を渡って寂しかったと思います。
ドイツはサッカーと同様に卓球のブンデスリーガがあり、プロ選手も数多く活躍しています。日本との違いを伺うと「練習時間が短いです」と。日本の練習時間は8時間、でもドイツは5時間。日本が皆で同じ練習をするのに対し、ドイツは個人別に練習メニューが違ったそう。
5年間の留学を終え、大学1年生の時に帰国した水谷さん。初の五輪、北京大会に出場。「女子が世界的に強かったので、男子も団体でメダルを獲りたかった。でもダメで、悔しかったです」と。その後のロンドン五輪は気負い過ぎて惨敗。リオでやっと銅メダル、そして東京では金。常に卓球界のことを考えている水谷さんのお話は、とても爽やかでした。
また、走りだしましょう!
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