おしゃべり散歩道– category –
共同通信「おしゃべり散歩道」のエッセイをご覧いただけます!!
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車いすマラソンのスター
41回目を迎えた大分国際車いすマラソン。今年は役者が揃いました。東京パラリンピックで、800m、1500m、5千m、マラソンの4つの金メダルを獲得したマルセル・フグさん(36歳・スイス)に、同大会400m金、マラソン銅のダニエル・ロマンチュクさん(24歳・米国)。また、日本のエース鈴木朋樹さんなど。「出来る限りフグさんに付いていきます!」とやる気満々だった鈴木さんですが、スタートして一瞬主導権を握るも、4キロ過ぎからフグさんの一人旅に。ロマンチュクさんも置いていかれ、フグさん... -
新谷さんが大活躍
信夫山や街路樹の紅葉、阿武隈川の草紅葉まで美しかった11月13日、東日本女子駅伝で福島市を訪れました。中学生から社会人までがタスキをつないだ18都道県の選手たち。まるで動く紅葉のようでした。特に中学生は、夏に全国中学陸上競技大会も福島で開かれたので懐かしそうでした。 「新谷さんがフルーツ大福を差し入れしてくれました」と話したのは、東京の中学生たち。優勝候補東京チームは、アンカーに新谷仁美さんが控えています。2週間後に全日本実業団女子駅伝を控えた新谷さんですが「福島は私のパワー... -
駒沢大が三冠に向けて
11月6日、全日本大学駅伝で監督バスの中からリポート。座席は上位が予想される9校の監督が前日にくじを引いて決めます。後ろから2番目が駒澤大学の大八木弘明監督、その前が青山学院大の原晋監督。「後ろから圧を感じますね~」と原さんが言うと、「こっちもプレッシャーだよ」と大八木さん。そして前から2番目に座る国學院大の前田康弘監督は大八木さんの教え子です。「駒澤に挑みますよ」と前田さんが言うと「教え子にはまだ負けられないな」と大八木さん。車中は和やかな雰囲気でした。 スタートするや... -
ステキな小平さん
秋晴れの空のもと、約8千人のランナー達がスタートしました。久々にみる圧巻の風景です。沿道には黄門様、助さん、格さんの姿が。そしてステージ上から「皆さん、コケないでね」と大会ゲストの谷口浩美さんが笑顔で応援。10月30日、水戸黄門漫遊マラソンが3年ぶりに開催されました。同日に金沢マラソン、横浜マラソンなども開催され、ようやくマラソン大会が動き出した感があります。 少し前、雑誌「ランナーズ」の編集長が「大会の募集をかけても全国的にランナーが集まりません」と、定員割れをしているこ... -
ステキな小平さん
先日、長野市オリンピック記念アリーナで開催されたスピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権で小平奈緒さんが引退。500mで8連覇を果たし、有終の美を飾りました。シーズン終わりで引退する例が多い中、初戦を選んだのは地元の長野にこだわったからでしょう。観客席は1998年の長野オリンピック以来の満員に。 小平さんは来てくれた観客の期待に応えるように、引退レースにピークを合わせ、勝負にいって勝ち切りました。この引き際も彼女らしいなと感じたのです。ちなみに私の引退レースは途... -
レガシーを生かそう
キンモクセイの甘い香りが漂った10月16日、国立競技場でレガシーハーフマラソンが開催されました。2020東京大会で、パラリンピックではこのコースで道下美里さんが金メダルに輝いたことが記憶に新しいです。 私は日本パラ陸上競技連盟の会長として、競技場内でJOC(日本オリンピック委員会)会長の山下泰裕さん始め関係者の皆さんにご挨拶。これも大事な仕事です。でも仕事の合間に小6の甥っ子がファンの小池百合子さん(都知事)とちゃっかり写真撮影をしました。 競技場内はランナー達の彩り豊かな... -
海外マラソンで大活躍
この秋、女子マラソン界に旋風が巻き起こっています。9月25日のベルリンマラソンでダイハツ2年目の加世田梨花さんが2時間21分55秒でゴールし、鈴木亜由子さん(東京五輪女子マラソン日本代表・日本郵政グループ)が自己ベストを6分以上更新する2時間22分02秒で力走。その1週間後のロンドンマラソンでは、細田あいさん(エディオン)が2時間21分42秒の日本歴代8位の好記録でゴール。パリ五輪に向けて若い力が躍動しているのです。 加世田さんは成田高校の後輩。お祝いの電話をすると「ありがとうございます... -
宮崎でオール陸上大会
10月2日、宮崎市のひなた陸上競技場で、全国ダウン症アスリート記録会が開催されました。ダウン症の選手36人以外にも、チャレンジの部に東京パラリンピック男子走り幅跳びで銅メダルに輝いた山本篤さんなど52人、マスターズの部に119人が参加。賑やかで競技場の名前通りの明るさでした。まさにオール陸上です。 「ダウン症の子どもたちの参加が昨年より6人増えたのが嬉しいです。今日もみんなハリキッテますよ」と、この大会を作り上げた奥松美恵子さん(日本知的障がい者陸上競技連盟理事長)。60m走が... -
視覚障がいの伴走体験
赤い実をつけたナナカマドが秋を彩った9月半ば、函館へ。お友達の島信一朗さんにお招きをうけました。島さんは全盲で、北海道視覚障害福祉連合会理事長でいらっしゃいます。 彼の行動力にはいつも脱帽させられます。「障がい者を甘えさせてはいけません。私たちが社会の役にたちたい」と、講演会を開いたり、健常者と視覚、聴覚障がい者が共に楽しめる映画祭を開催したり。とにかくエネルギッシュで、今夏には北海道マラソンを4時間台で走りました。 この日、私は島さんが定期的に行っているランニングの伴走... -
スポーツは志を持って
秋を先導するように道端のコスモスが風に揺れ、ジョギングする距離が延びてしまいます。昨年の今頃は東京パラリンピックも閉幕し、2020東京大会の感動の場面を振り返っていました。 そして一年経った今、毎日のように伝えられる組織委員会元理事による汚職のニュースに残念な気持ちでいっぱいです。AOKIホールディングスやKADOKAWA、広告会社の大広と、複数社の名前があがり、元理事などとの金銭の授受など水面下での取引疑惑にうんざりさせられます。2030年の招致を目指している北海道・...