2022– category –
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体を動かす大切さ
2022菖蒲の花がスッと咲いていた5月下旬、甥っ子(小学6年生)の運動会に行ってきました。コロナ禍の影響で昨年、一昨年は学年ごとに無観客で行い、ほぼ体育の授業の拡大版だったそう。今年は3年ぶりに全学年が一堂に会する運動会。1年生から3年生にとっては初めての運動会で、保護者の方も大勢いらっしゃっていました。 徒競走やリレーを応援し、サンバやソーラン節のパフォーマンスに大きな拍手を。応援の保護者はマスクを着用し、児童はマスクなし。児その弾ける笑顔に、見ている私がたくさん元気をもらい... -
マラソンは研究のため
2022初夏の風が爽やかな5月半ば、山中伸弥さん(公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団・理事長)と新聞の対談でお会いしました。これまでにも何度がお会いしていますが、一段と引き締まった体型にびっくり。すると、「コロナ禍でも月間300㎞走っていましたから」と優しい笑顔。今年4月の長野マラソンは、アップダウンのあるコースに苦しみながらも3時間27分台。これからも2019年に京都マラソンで出した自己ベスト、3時間22分34秒の更新を目指して練習を続けるそうです。何事も極める方なのだと思います。 対談... -
二刀流第二章
2022京都市西京極にある「たけびしスタジアム京都」で、5月14日、15日にジャパンパラ陸上競技大会が開催されました。若葉の風に包まれるなか、東京、北京パラリンピックの両大会で活躍した村岡桃佳さんが追い風参考ながら100mで自己ベストに近い走りで優勝し、200mと2冠に。「復帰第一戦で、まずは無事に走れてよよかった。二刀流第2章が始まりました」と村岡さん。 また東京パラリンピック走幅跳びで4位だった兎澤朋美さんが今回、自身の持つアジア記録を更新。好記録に喜んでいるかと思いきや「まだま... -
前田さん、花の都へ一歩
2022定禅寺通り(仙台市)の新緑の中を、ピンクのユニフォーム姿が花を咲かせるように駆け抜けました。5月8日、仙台国際ハーフマラソンで前田穂南さん(天満屋)が優勝。東京五輪女子マラソンから9ヶ月ぶりのレースでしたが、前田さんは10㎞以降ペースアップし独走体制に。同僚の松下菜摘さんや大東優奈さんを置き去りにしました。 前半には向かい風が強く吹く中で、1時間09分08秒の自己ベストタイの記録は立派。さぞかし喜んでいると思いきや、ゴール後なぜかうかない表情。それは「電光掲示板に11とあり、11分かか... -
国立の評判は上々
2022水泳の日本選手権で池江璃花子さんが大活躍。復帰後の自己ベストをどんどん更新しています。「すごく楽しいと思いながら試合に出られたことが嬉しかった」など池江さんのコメントを聞いていると、戦っているのは相手ではなく自分。白血病になる前の自分に近づき、追い越したい。そこにパリ五輪がみえてくるという爽やかさがステキです。 陸上も4月30日から3日間、国立競技場で東京選手権が開催されました。2020東京大会後、初の陸上の大会。東京陸上競技協会理事長の平塚和則さんは「テレビで観た舞台を... -
タフな田中希実さんに驚き
2022ツツジやハナミズキ、藤などの花々がユニバー記念競技場(神戸市)までの道を先導してくれました。4月23日、24日と兵庫リレーカーニバルが開催され私は取材に。競技場内には運営の兵庫陸上競技協会や神戸市役所の皆さんもいて賑やかでした。 2024年春に神戸世界パラ陸上競技選手権が開催されることもあり、市役所の方々は競技を見学に来ていたのです。国際都市神戸はインクルーシブ(包み込む)な優しい街。兵庫陸協、神戸市の方々と「皆でいい大会を作り上げていきましょうね!」と士気を高めることが出... -
自信満々のデフ日本代表
2022神奈川県立スポーツセンターの陸上競技場は八重桜のピンク色に包まれていました。それはまるでデフリンピック(4年に1度の聴覚に障害をもつ選手達の世界大会)に出場する選手達を応援しているよう。5月にブラジルで開催される大会に向けて、選手達は合宿をしていたのです。最終日に結団式が行われ、私は練習を見てから結団式に出席。すると「来てくれたんですね。嬉しいなー」と佐々木琢磨さん(28歳)。ニコニコしながら手話通訳を通して話してくれました。彼は100mサンバの、200mの選手で「ブラジ... -
完全試合に勇気もらう
2022桜前線北上中、スポーツ界も華やいでいます。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(20歳)がオリックス戦で完全試合(1人のランナーも出さない)を達成。28年ぶりの快挙です。涼やかな顔にサムライのように鋭い目。佐々木さんの活躍に元気をもらった人は多いでしょう。 彼のこれまでの歩みを知っている人も多いはず。岩手県陸前高田市の出身で、9歳の時に東日本大震災で父と祖父母を亡くしました。私の甥っ子が今11歳。同じ位の年齢で父親を亡くすことを想像すると、彼がどれほどの悲しみを乗り越えてきたの... -
多様性の大会、新たな一歩
2022健常者と様々な障がいを持った選手が一緒に競技する「オール陸上」を3月21日、26日、27日に開催。最終日の27日は駒沢公園陸上競技場の桜は満開で、天気予報に反してお日さまも顔をみせてくれました。 プログラムを見てびっくり。東京パラリンピック男子走幅跳び(T63) 4位入賞の山本篤さんが、800mと5千mにエントリーしていたからです。ほんとに走るの?と聞くと「今日は僕にとってもオール陸上なんです。がんばります」と山本さん。義足でトラックの中・長距離は大変なはず。でも山本さんは、800... -
平和願う俳句寄せられ
2022俳人の黛まどかさんが、「京都×俳句プロジェクト」でインターネットを通じて世界中から俳句を募集しています。「俳句は花鳥諷詠、いのちを詠みます。こんな時だからこそ世界の人々といのちを詠み合いたい」と黛さん。今回のテーマは「Haiku for Peace」、平和です。未だコロナ禍で収束はしていません。そしてロシアのウクライナ侵攻は目に余る残酷さ。世界各地でも紛争は続いています。黛さんは、俳句を通して平和の大切さを共有できればと願い、「白鳥の帰りゆく地を思ひをり」と詠みました。その句に私は、...