MENU
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
また、走りだしましょう!
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集

木村友香さんの勇気

2024 1/04
おしゃべり散歩道 2022
2022年11月28日2024年1月4日
  • URLをコピーしました!

 落ち葉のイチョウが路面を明るく染めた第42回クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)。1区には田中希実さんなど精鋭ぞろい。火花を散らす激戦になると思いきや、スタートしてすぐに木村友香さん(資生堂)が飛びだし、先頭を一度も譲らずタスキ渡ししました。向かい風の中、人の胸を借りない「お見事!」なレースが資生堂チームの優勝に大きく貢献したのです。
 ゴール後、競技場には友香さんのご両親と姉の光希さん、弟の光佑さんの姿が。お母さんの明美さんは元陸上選手で、私のチームメイト(NEC)でした。名前も同じで姉妹のように仲が良かったのです。「ヨカッタね」と声をかけると明美さんは涙ぐんでしまいました。
 大会前日にホテルに会いに行った時、友香さんは「明日は田中(希実)さんのペースにはさせない」と言ったそうです。1500mでトップクラスの選手だった明美さんは「シューズの紐がほどけないようにしてね」とだけ伝えました。明美さんの涙の中には色んな風景が浮かんでいたのだと思います。
 一昨年のこの大会、資生堂に移籍したばかりの友香さんはアンカーに。しかし、7位で受け取ったタスキを20位に落とし翌年のシード権を逃してしまいました。脚を痛めていたのです。「辞めたい」と言う彼女に「友香の人生だからね」と明美さん。そのことを知った光佑さんは、勤務先の関西から東京に飛んできました。そして友香さんに「能力が高いのに何で辞めるんだ。ここで辞めたら他の仕事についてもろくな人間にならない」と叱咤したそう。光佑さんは青山学院大学陸上部で選手、マネージャーを経験した人。友香さんの激走のうらには、こんな温かい家族の力がありました

(共同通信/2022年11月28日配信)

おしゃべり散歩道 2022
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • 車いすマラソンのスター
  • 福士さんご夫妻と交流

関連記事

  • デフリンピックが楽しみに
    2025年4月28日
  • 女子陸上王国・兵庫県
    2025年4月21日
  • 廣中璃梨佳さんの復活
    2025年4月14日
  • 選手出身の強化委員長
    2025年4月7日
  • 心温まる交流
    2025年3月31日
  • 放送100年を記念して
    2025年3月24日
  • 国スポ改革が本格化
    2025年3月17日
  • パラ陸連の新たなスローガン
    2025年3月10日
  1. ホーム
  2. おしゃべり散歩道
  3. 2022
  4. 木村友香さんの勇気

© Masuda Akemi

目次