今から33年前、長距離・マラソンの現役選手を引退した私は、スポーツライターとして第二の人生を走り始めました。メディアの世界に飛び込むと、選手の頃とのギャップに周りはびっくり。無口で暗い印象だった私がよく喋る。「この意外性は武器になる!」といきなりTBSラジオのパーソナリティーに抜擢されたのです。
そんな縁のあるTBSラジオで、10月から新しい番組が始まりました。「増田明美 健やかリーダーズ」。毎回、医療や介護の現場で活躍する方をゲストに招いて、人生100年時代を健やかに歩むヒントを頂くというもの。およそ10分間の番組ですが、質が高いと自画自賛しています。
番組を支えてくださっているのが、スギ薬局グループ。今年の春に講演に呼ばれたことがきっかけでした。1976年に愛知県西尾市の畑の一角に、小さな相談調剤薬局を作ったことが始まりのスギ薬局。岐阜薬科大時代の先輩、後輩の杉浦広一さんと昭子さんご夫妻は、薬局がただ薬を売るだけではなく、地域の皆さんの相談を聞いたりアドバイスをしたり、地域に根ざした薬局にしたいと考えたのです。その真心で、今や全国2200店以上にまで拡大しました。
「毎年、地域でがんばる方々を表彰しているんですよ」と昭子さん。私は母が自宅介護を一年半した時に、いかに介護関係者にお世話になったかを話しました。「でも本当は介護を必要としないのが一番です」と広一さん。スポーツと食事、休養の大切さの話しで意気投合してしまいました。そして、記念すべき一回目の放送は、薬日本堂の鈴木養平さんがゲストでした。名前からして健康!話が弾み、この番組がライフワークになればいいなと思いました。
カフェのカウンターは椅子が置いていない部分もあり、その高さは車椅子がすっと入れるようになっています。店内は窓が大きく開放的で、ソファー席もあり、誰もがそれぞれに楽しめそう。
病院の方を見た奈緒さん、「リハビリで通ってくる患者さんが手を振ってくれるんです」と。リハビリ後に、患者さんと介護士さんがコーヒーを飲みにくることもあるそうです。ガラスのケースにはシフォンケーキ、チーズケーキ、プリンが。すべて奈緒さんの手作り。
私はシフォンケーキとコーヒーを戴きました。すごく美味しかった。隣で夫が、プリンも食べたいなぁと言うので「もう時間ないよ」と言うと、「次に来る理由が出来ましたね」と奈緒さん。ステキな時間でした。松本は、人も国宝級です。
(共同通信/2025年10月27日配信)