夏休み、元気な子ども達にたくさん会いました。8月6日は駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されたジュニア陸上チャレンジカップ。「子ども達に夢の舞台を」と始まった大会で、運営するのは東京陸上競技協会。70歳過ぎの方々も多く、子どもからしたらお爺ちゃん、お婆ちゃん達です。東京、千葉、埼玉、神奈川等から小学生がたくさん集まり、日頃の練習の成果を発揮。
種目は1、2年生の50m、ハードル競技もあれば、長い距離は800mも。フィールドでは走幅跳び、走高跳び、ジャベリックボール投げが。(やり投げのジュニア版)「オン・ユア・マーク、…セット」と英語でのコール。そしてフィニッシュは100分の1秒まで計測し、写真判定もある本格な競技会です。
全力で走り切った子に、どうだった?と話すと「楽しかったぁ」と。普段は他県の選手と競い合うことは、あまりないそうです。「カッコイイ競技場だった」と話す千葉の子も。「落花生パワーでがんばったね」と私がいうと「落花生ってなに?」と。隣で審判のお爺ちゃんが「ピーナッツのことだよ」と。「そっかぁ。なら大好き」と、微笑ましい光景でした。また「ビリだった」と涙ぐむ2年生の女の子を、記録係のお婆ちゃんが慰めていました。
そして翌日は名古屋で行われた縄跳びのイベントへ。体育館の半面でインストラクターが縄跳びの技を丁寧に教え、残り半面では審判が見守る中で、2重跳びや3重跳びの連続回数に挑戦する記録会。その場で記録証が手渡されます。「今日は88回。次は100回がんばる」と瞳を輝かせて話す子も。大人に応援されながら、汗いっぱい、笑顔いっぱい。未来の明るい日本をみるようでした。
(共同通信/2022年8月8日配信)