MENU
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
また、走りだしましょう!
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集

言葉の力を信じて

2024 1/08
おしゃべり散歩道 2021
2021年5月31日2024年1月8日
  • URLをコピーしました!

 びわの実が曇り空を明るく彩った5月30日、第一回世界オンライン句会が開催されました。主催したのは俳人の黛まどかさん。コロナ禍で人と人とのコミュニケーションが取りづらくなっている今、「俳句を通して世界と繋がりましょう」という主旨です。開催に向けてクラウドファンディングで支援者を集め、私はそのサポーターに。この日、京都市の嵐山祐斎亭から黛さんは着物姿で登場。黛さんの後ろの円窓からは新緑が眩しく見守っていて、まるで絵のように美しい風景でした。
 句会のメンバーは、フランス、イタリア、ドイツ、日本の方々計9人。支援者はその句会の様子をオンラインで視聴出来ます。私も約2時間ずっと視聴を。兼題は「若葉」と「噴水」です。事前に作られた俳句(誰が作ったのか分からない)の選句が始まります。「臥す父に窓いっぱいの若葉かな」「噴水の仕舞いはお辞儀をするように」がいいなあと思っていたら、多くの人がその句を選んでいました。他の句も初夏のエネルギーに溢れ、噴水の涼しさも感じられる素晴らしい句ばかり。
 フランス人のモニックさんは「フランス人ははっきりものを言うけど、俳句は引き算で余白を楽しんでいるのがいい」と。それぞれが選んだ句の感想を言い、それも楽しかったです。俳句は「座の文芸」といいますが、その様子をオンラインで試聴する面白みを感じました。
 黛さんは最後の挨拶で松尾芭蕉の「夏炉冬扇」という言葉を紹介。時期はずれで役に立たないことの例えですが、「コロナ禍の中、俳句はワクチンのように役に立つものではありません。でも私は言葉の力を信じています」と締めました。心が元気になった人がいっぱいいると思います。

(共同通信/2021年5月31日配信)

おしゃべり散歩道 2021
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • 合宿で力をつける
  • パラスポーツを支える

関連記事

  • 異色のニューヒロイン
    2025年1月27日
  • 笑って新年の幕開けを
    2025年1月20日
  • 心をつなぐ駅伝
    2025年1月10日
  • 新年の日本一は旭化成
    2025年1月6日
  • 2024年を締めくくる
    2024年12月23日
  • 復活の走りに感動
    2024年12月16日
  • 故郷への思いを胸に
    2024年12月9日
  • 広がるデフスポーツ
    2024年12月2日
  1. ホーム
  2. おしゃべり散歩道
  3. 2021
  4. 言葉の力を信じて

© Masuda Akemi

目次