ゴールデンウィーク前、「全てを捨てて、いすみ市に移住したくなっちゃった!」と、友達から電話が。彼女は半分冗談で言っているのですが、「アド街ック天国」(テレビ東京系)を観て興奮していたのです。その日の放送で私の故郷、千葉県いすみ市が「移住者に人気の街」として紹介されました。私はスタジオのゲストで出演していましたが、確かに画面には豊かな田園風景に青い海、広い牧場、いすみ鉄道、ほたるが舞う姿など次々に登場し、観ているだけで癒されました。しかも海の幸も山の幸も豊富。そして今夏の東京五輪でサーフィン会場となる海もすぐそばなのです。
「皆さんコロナ禍で疲れているんでしょうね。いすみの風景に心が和んだようで、ここ最近で一番視聴率が良かったんですよ」と後日ディレクターさんから。この調子では、今年12月に開催予定のいすみ健康マラソンには沢山の人が押し寄せそうです。昨年はコロナ禍で中止に。今年はしっかり感染予防対策をして開催したいと思っています。先日の会議では、種目を少なくする、参加人数を絞る、走る前後はマスク着用を義務付ける、屋内の更衣室を設けない等、様々な対策案が出ました。
夏までの大会はコロナ禍の影響でその殆どが中止を発表。しかし10月以降の大会がランナー募集を開始しました。10月末の水戸黄門漫遊マラソンや11月中旬の福岡マラソン等々。今年3月に開催された名古屋ウィメンズは約4700名で実施。その結果、大会2週間後も感染者はゼロだったとのこと。
大会側の徹底した感染予防対策、そしてランナーの感染予防への高い意識。この両面がしっかり整えば、市民マラソン大会は安心して開催出来ると思います。
(共同通信/2021年4月30日配信)