水泳の日本選手権、池江璃花子さんの優勝(100mバタフライ)の泳ぎに日本中が涙。私もすごく元気を頂きました。
そして「スポーツでみんな元気になろう」と取り組んでいるのは三重県です。今年の秋に「とこわか国体」を控え、県知事の鈴木英敬さんは三重県スポーツ協会理事長の村木輝行さんと連携して県民のスポーツ環境づくりや選手の競技力向上に大変熱心。その施策は他の地域の一歩先をいっているように感じます。
先日、鈴鹿市の総合運動公園内の宿泊施設が「スポーツガーデンMieSpo Inn」に名称変更され、リニューアルオープンしました。セレモニーに招かれ伺うと、緑豊かな公園の中、ガラス張りの宿舎は解放的な雰囲気。170人が宿泊可能な部屋に、ベッドに高反発マットレスを導入。食堂は味の素と連携し、アスリートの競技力向上を栄養面からサポートするため「勝ち飯」を提供。しかも天然温泉の温浴施設が併設されているのです。
道路を挟んで目の前に室内プールが。50m、25mプール、飛込みプールもあり、国際大会が開けるレベルで、あまりの立派さに驚きました。見学中に「水、土、日曜日に美保さんが子どもたちの指導に来てくれますよ」と係りの方が。美保さんとは、言わずと知れた鈴木知事の奥さま。アーティスティックスイミングで5つのメダルを獲得したオリンピック選手です。
3月にU-20で三重県水球チームが日本一に。「(中心メンバーの)四日市中央工業高校の皆さんはここで練習していますよ」と。日本オリンピック委員会の強化センター施設にも指定されているこのプール。強化の拠点が県民のスポーツの場にもなっている素晴らしい環境でした。
(共同通信/2021年4月5日配信)