節分の日、TBS系列の「サンデーモーニング」に生出演。スポーツコーナーでご一緒したのは、掛布雅之さん。楽屋も一緒で、私が先に入ってお待ちしていると「増田さん、よろしく。初めてですかね」とニコニコしながら入ってきました。すごく気さくな方で、同じ千葉県出身であることを嬉しく思いました。
この日は、プロ野球12球団のキャンプの様子を紹介することに。楽屋でディレクターも一緒に、掛布さんと阪神の話しで大盛り上がり。現役時代の思い出話しになり、応援について「打てば神様ですが、打てない時はボロくそでしたよ」と掛布さん。ヤジよりもキツかったのは、自分が打席に立ったらシーンと静まり返ったことだったそうです。「4番バッターは洗礼を受けますからね。田淵(幸一)さんも大変だったと思いますよ。本当に阪神ファンは熱いんでね」と。
また私が長嶋茂雄さんの影響で「ごめんなさい、巨人ファンです」と話すと、「阿部慎之介さん(監督)の父と私は市立習志野高校の同級生でね。野球部で私が4番で阿部が5番でした。だから慎之介は子どもの頃からよーく知っています」と優しいお顔をされました。生放送直前まで楽屋で盛り上がってしまったのです。
そして番組では、阪神の新監督藤川球児さんの話題に。「野手は3割バッターでも7割は失敗するわけですよ。藤川監督は現役時代、9回に3つのアウトを取りに行くピッチャーでしたからね」と。失敗できないところで投げてきた藤川さんが、監督として「選手のミスやチームの敗戦をどう受け入れるかがポイントになると思うんですよ」と。分かり易いお話に、野球が好きになりました。私の中にも福が訪れた感じです。
(共同通信/2025年2月3日配信)