MENU
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
また、走りだしましょう!
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集
増田明美 // Masuda Akemi//
  • TOP
  • プロフィール
  • 出演予定
  • イベント情報
  • エッセイ「おしゃべり散歩道」
  • 執筆活動
  • 障がい者スポーツ
  • お問い合わせ
  • ネコと一緒
  • リンク集

世界の厚い壁

2024 1/04
おしゃべり散歩道 2023
2023年3月6日2024年1月4日
  • URLをコピーしました!

 3月5日、東京マラソンに約3万8千人のランナーが出場。今年は海外からの参加者が多く、コロナ前の状態に戻ってきた感がありました。
 私は女子のレースをフジテレビのオンデマンド放送で解説。今回のレース、男子も女子も日本記録を更新することが目的でした。そのため女子ではペースメーカーが1㎞3分17秒から18秒を刻み、フィニッシュタイムは2時間18分台です。
 ペースメーカーはマラソン未経験のケニアの若い女子選手2名と日本の男子選手1名が務めました。でもケニアの2人は先輩に急かされたのか、予定を大きく上回るペースで集団の先頭を走ったのです。嫌な予感はしていました。前日の記者会見でアフリカの選手たちが「そのペースは遅過ぎる」と話していたのです。
 集団も早々にバラけ、ペースメーカーの男子選手もどこを走ればいいか迷っているようでした。日本記録を狙うレースのはずなのに、松田さんの前には誰もいなくなってしまったのです。それでも松田瑞生さんは前半そのハイペースに対応し、15㎞地点では日本記録ペースを16秒上回る勢い。でもその後先頭集団から遅れ、後半失速し2時間21分44秒でのフィニッシュ。「ハイペースについていけなかったのは自分の弱さ。世界の壁の高さに痛感した」と、目にいっぱい涙を浮かべて話したのです。ペースメーカーのことを言い訳にしないのが立派だなと思いました。
 松田さんが言うように、確かに世界の壁は厚い。彼女の自己ベスト2時間20分52秒は、昨年世界でマークされた記録の中で38位です。だからこそ日本記録を破って風穴をあけていく必要があります。松田さんは、この悔しさを8月の世界選手権、10月のMGCにぶつけるでしょう。

(共同通信/2023年3月6日配信)

おしゃべり散歩道 2023
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • 進化する和田選手
  • 応援する家族

関連記事

  • 異色のニューヒロイン
    2025年1月27日
  • 笑って新年の幕開けを
    2025年1月20日
  • 心をつなぐ駅伝
    2025年1月10日
  • 新年の日本一は旭化成
    2025年1月6日
  • 2024年を締めくくる
    2024年12月23日
  • 復活の走りに感動
    2024年12月16日
  • 故郷への思いを胸に
    2024年12月9日
  • 広がるデフスポーツ
    2024年12月2日
  1. ホーム
  2. おしゃべり散歩道
  3. 2023
  4. 世界の厚い壁

© Masuda Akemi

目次