今年10月、日本でスポーツゴミ拾いの世界大会、「日本財団スポGOMIワールドカップ2025」が開催されます。昨年から13カ国増え、今年は34ヶ国が参加予定。開催場所の東京は賑やかになりそうです。
先日、一般財団法人日本財団スポGOMI連盟理事長の玉塚正徳さんにお話しを伺い、興味津々に。予選が行われたフランスから帰ってきたばかりの玉澤さん、「パリ郊外のボビニーで開催されたスポゴミ大会には30組以上が集まり、優勝したのは吸い殻を多く集めたチームでした」と楽しそうに話してくれました。ボビニーには様々人種が暮らし、大会には若者も多く参加。多様性に溢れていたようです。
このゴミ拾い大会、何がきっかけで始まったのでしょう。「産みの親をご紹介しますよ」と玉澤さん。お陰で、考案者の馬見塚健一さんと電話でお話しすることが出来ました。広告会社に勤務していた馬見塚さん。横浜の自宅周辺をジョギング中、ペットボトルなどのゴミを発見。「1つのゴミを拾ったら、次のゴミまでスピードあげようとか、次は大腿部を使って拾おうと、エクササイズのようにやっていました」と馬見塚さん。そしてゴミ拾いにルールを作って、スポーツにしようと考えたのです。
最初に作ったルールは、走らないことだったそうです。「安全のためです。また誰もが参加し易くなりますからね」と。1チーム3~5人で、競技時間は60分間。ゴミの種類別にポイントを付けて、ゴミの量と質で競います。吸い殻は高ポイントだそう。「皆さん、楽しみながらゴミを拾っているのがいいですね」と馬見塚さん。地球もきれいになるから一石二鳥です。スポGOMIワールドカップ、取材に伺うのが楽しみです。
(共同通信/2025年6月23日配信)