アーバンスポーツの聖地と言われる川崎市。住民の平均年齢も44.7歳と若く、川崎市長の福田紀彦さんは以前から「若者たちがチャレンジできる街づくりをしたい」と話していました。そして今夏、正に川崎の風景が変わったのです。
7月27日から8月3日まで、世界ジャンプロープ選手権が開催され、32の国と地域から約2,800人が参加。街は若者たちでいっぱいに。開会式では日本を代表するパフォーマーによるダンスやダブルダッチ(二本の縄を交互に回す中で演技をする)などの演技が行われ、大盛り上がり。私は(日本ジャンプロープ連合理事長)、金子みすゞさんの「黄金の車の輪、お日を慕うてまはります」の詩を引用しながら「皆さんが回すロープの輪が日本中を元気にします!」とご挨拶。選手たちから歓声があがって嬉しかったです。
大会では一人で跳ぶシングルロープやダブルダッチなど様々な競技が行われました。時間内に跳んだ回数を競うスピード競技は、目にもとまらぬ速さ。一番驚いたのは、シングルロープの男子三重跳び(連続何回跳べるかを競う)です。それまでの535回の記録を韓国の選手が50回以上更新し、その数分後に中国の選手が721回を跳んで大幅に記録更新。すると最終日の決勝で、韓国の選手がまたまた記録更新!盛り上がりました。
表彰式では浴衣姿の中学生がメダルと記念品のお箸を運び、ボランティアの方が折り紙の鶴を参加選手にプレゼントするなど、ステキな交流も。一番多く流れた国歌は中国で、コーチに伺うと「日本と同じ、体育の授業で縄跳びをやっています」とにっこり。縄跳びは身近なスポーツなので、これから益々世界の競技人口が増えそうです。
(共同通信/2025年8月4日配信)