「人かと思ったらカカシやった!すごいな~」と森脇健司さんもビックリ。12月3日、第16回いすみ健康マラソンのゲストに来てくださった森脇さんは、田んぼに並ぶカカシを数えながら楽しそうでした。
今年は土曜日の小中学生の部、ファミリーの部も含め約3500人の参加者で、両日共にお天気にも恵まれました。開会式では「皆さん、こんな大自然の中を走らせて貰えることに感謝。町をあげての大会、増田明美さんに感謝です!」と森脇さん自ら拍手をしながら熱い挨拶を。ボランティアで参加の国際武道大学の学生たちも笑顔で聞き入っていました。
ハーフマラソンの部には80歳の女性が、そして10㎞の部に89歳の男性も参加。ハツラツとした姿に元気を頂きました。またウオーキングの部の人たちと一緒に歩くと、心臓の手術をしてリバビリ中の人や「ずっと家にこもっていたけど、出てきました」という60代の女性も。皆さんさまざまな背景があることを知りました。
走る部門は、県外や県内都市部からの参加者が多いのですが、ウオーキングの部はいすみ市内や近郊からの参加が多いことが分かりました。皆さん健康づくりのために参加されているのです。
これまでウオーキングの部は「おまけ」みたいに思っていましたが、地元の方々を元気にする大事なものでした。1日だけで終わるのはもったいない。大会を1つの目標にして、そこから歩く習慣を身につけていただきたい。心身共に健康になりますから。歩いた距離に応じてポイントをつけたり、表彰をしたりするのもいいかもしれません。
「皆さん、ずっと走り続けましょう。歩き続けましょう」という森脇さんの言葉に、田んぼのカカシが頷いて見えました。
(共同通信/2023年12月4日配信)