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おしゃべり散歩道2020

9月入学 議論する時

 新型コロナウイルスの影響で休校措置が続く中、9月入学への制度変更が話題に。これまでも度々言われてきましたが、この機会に世界標準に合わせようと議論は一段と活発になっています。スポーツではどんなメリット、デメリットがあるでしょうか?
 メリットとしては、海外の大学に進学しやすくなる点があります。例えば世界レベルの高校生アスリートが、その競技が盛んな国の大学へ進学する。伸び盛りの若いアスリートにとって、半年間の空白がなくなることは大きなプラスです。
 デメリットとしては季節性の要因があります。3年生の受験スケジュールを考えれば、現在の夏のインターハイ(高校総体の全国大会)は冬休みに行われることに。水泳や登山等はどうしたらいいでしょうか。サッカーやバレーボールも元々あったメインの大会と開催時期が重なってしまい、競技毎に数々の問題が。
 陸上競技(トラック&フィールド)を例にしてみると、高校生は冬がオフシーズン。初夏に地方予選、夏にインターハイ、そして秋に国体というスケジュールです。それが半年ズレると、夏がオフシーズン、秋に地方予選で冬にインターハイ、春に国体というスケジュールになります。そう考えると、国体が秋のままだと、高校生は出場できずに社会人のみの大会に。
 学業と部活動の両立のためには何が必要か、インターハイで30競技を同時に開催する必要はあるのか、国体はこのままでいいのか等々、様々な議論が湧き起こると思います。
 前向きに考えれば、これからの未来のアスリートのためにも、今、しっかり議論する時なのかもしれません。

(共同通信/2020年5月1日配信)

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