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おしゃべり散歩道2020

この悔しさを人生のバネに

 夏に予定されていた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まりました。理事を務める私も家からネット会議に出席。北海道、東北、北信越、関東、東海、近畿、中国、四国、九州と各ブロックの方々の現状のお話を伺いました。
 地域によって感染拡大のレベルは違っていても、休校措置が続き部活動が出来ない中で、個人練習をしている様子は共通しています。そんな中でいきなり地区予選が始まると、練習不足によって怪我や事故に繋がることを恐れる方も。
 また、大会期間中のことを考えると、「選手はもちろんですが、運営の方々、移動、宿泊に携わる方々の命と安全を守るためにはやむを得ない」と岡田正治会長の言葉に皆同意したのです。命に勝るものはありません。
 とはいえ、インターハイは、高校スポーツ最大の晴れ舞台。その目標に向けて命がけで精進いる選手たちがいることも確かです。彼ら、彼女たちは残念で仕方ないでしょう。周りの大人がどんな言葉をかけるかが大事だと思います。母校成田高校の陸上部監督、松澤誠さんにお話を伺うと「健康なら、大学や実業団など次のステージでも好きな競技に打ち込める」と生徒に明るく話したそうです。
 私は会議で、もしも秋までに収束していれば、都道府県レベルで高校3年生の舞台は作れないものかと話しました。3年生がこのまま何の大会もなく終わってしまうのは可哀相。集大成となる舞台の知恵を絞りたいです。 
 そして中学高校と打ち込んできた部活動をこの夏で引退し、競技から離れる人も少なくないでしょう。これまでの努力は将来に生きます。この悔しさを心のバネに、次の舞台もがんばってください。

(共同通信/2020年4月27日配信)

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