2024年8月– date –
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北海道マラソン
8月下旬、北海道マラソンの解説の仕事で札幌へ。北海道大学内をジョギングしていたら、立葵の花が背を伸ばして咲く姿に元気をもらいました。 今回は中村匠吾さん(富士通)が出場とあり、楽しみでした。レース2日前にお話しを伺うと「北海道マラソンのゴールは東京五輪と同じ。ゴールして次につながる景色が見えたらいいです」と明るく話してくれました。ここに至るまでの道のりはどんなに長かったことでしょう。 中村さんは、2019年の最初のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)をトップでフィ... -
パリ鈴木優花
蝉の鳴き声がパリ五輪でがんばった選手たちへの拍手に聞こえます。最終日の女子マラソンは「ベルサイユ行進」(食糧不足の解消を求め、国王をパリに連れ戻そうと女性たちがパリからベルサイユ宮殿へ押しかけたフランス革命のひとつ)に着想を得た歴史の道。これまでの五輪で見たことのない高低差(156m)は、選手泣かせでした。 でもそのコースにめっぽう強かったのが、鈴木優花さんです。「下り坂の攻略しか考えていない」と話していた優花さん。上りに自信のある彼女は、米国・ボルダーで下りの練習を多く... -
海外選手紹介
パリ五輪での私の生活は、シャルルドゴール空港内にあるホテルとスタジアムの往復の日々。花の都パリの街をまだ楽しめていません。ホテルの部屋にこもって、ずっーと情報収集をしています。 今回それが生かされたなと思うのは、3千m障害で銀メダルに輝いたウガンダのペルス・チェムタイさんのことです。解説で私は、「チェムタイさんは農家の12人兄弟の2番目で、中学校を中退し、陸上競技をしていなかったら結婚させられていたそうです」と話しました。「でも、走る才能に気付いた両親はチェムタイさんがト... -
パリ五輪雑感
ラベンダー畑を思わせる紫色の陸上競技場内が美しいパリオリンピック。私は女子3000m障害などの解説で、スタンド席に座りました。フィニッシュラインの上の方です。 エンターテイメントの要素が盛りだくさんで、びっくりしました。競技の合間に、大きなスクリーンに観客を映し、その顔にデジタルで大会マスコットのフリージュの帽子を被せたり、髭をつけたり。子どもも大人も大喜びです。流れる音楽はボサノバからロックまで、演出が素晴らしくて楽しいのです。 そして真剣勝負のオリンピックですが、1...
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