2024年1月– date –
-
ど根性フラミンゴの激走
2024パリ五輪代表の残り一枠をかけた大阪国際女子マラソン(1月28日)は、インパクトのあるレースで前田穂南さんが日本人トップでフィニッシュしました。野口みずきさんの日本記録を19年ぶりに破るという快挙。私は森脇健児さん達とネットで生配信を。みんな興奮しっぱなしでした。 中間点を過ぎで、前田さんがペースメーカーを置き去りにしてスパート!「早くない?」と森脇さんは心配しましたが、「これが前田さんの勝ちパターンですよ」と私。その飛び出しにライバルの選手たちは不意を突かれた感じです。前... -
名伯楽、次のチーム作り
2024山茶花が寒空を彩るように咲いていた1月21日、第35回選抜女子駅伝北九州大会が開催されました。私は解説者として参加しましたが、昨年のクイーンズ駅伝優勝チームの積水化学と全国高校駅伝優勝の神村学園が出場とあり、ワクワクしました。 この大会、4区までは実業団と高校生が同じ距離を走り、最終区の5区10.4㎞だけは高校生が2人でつなぎます。高校生は実業団にチャレンジしたい気持ちでいっぱいですし、実業団の選手は恥ずかしい走りは出来ないと、何とも言えない緊張感が漂っているのです。 レースが... -
石川県へ勇気を届ける走り
20241月14日に開催された全国女子駅伝は、1区の五島莉乃さんの走りに心が震えました。石川県星陵高校から中央大学へ進み今資生堂で活躍している五島さんは、ふるさと石川県チームで出場。競技場を出るとすぐに飛び出し、2位と大きく差を開いて独走したのです。「石川」の胸の文字が揺れる度に、五島さんの思いが伝わる魂の走りでした。 五島さんはお正月に石川県の実家に帰省し、帰りの新幹線の中で地震に見舞われ、12時間近く車中で過ごしたそうです。走り終えると、「石川県の皆さんに少しでも私たち走りが届... -
新年の好スタート
2024ニューイヤー駅伝の朝、群馬県庁32階から初日の出を拝みながら「新しい一歩!」と心の中で唱えました。元日生まれの私はこの日還暦を迎え、TBSの皆さんから赤いマフラーをプレゼントされ、それを巻いて新年のご挨拶。記念すべき年明けでした。 そして書初めで優勝候補を予想して欲しいと言われ、大きく「トヨタ自動車」と。と言うのも前日の練習で、ルーキーの田澤廉さんが熊本剛監督から指示された記録を上回る素晴らしい走りをしていたからです。またオーダー表をみると、選手からの信頼が厚いベテランの...
1