2022年9月– date –
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視覚障がいの伴走体験
2022赤い実をつけたナナカマドが秋を彩った9月半ば、函館へ。お友達の島信一朗さんにお招きをうけました。島さんは全盲で、北海道視覚障害福祉連合会理事長でいらっしゃいます。 彼の行動力にはいつも脱帽させられます。「障がい者を甘えさせてはいけません。私たちが社会の役にたちたい」と、講演会を開いたり、健常者と視覚、聴覚障がい者が共に楽しめる映画祭を開催したり。とにかくエネルギッシュで、今夏には北海道マラソンを4時間台で走りました。 この日、私は島さんが定期的に行っているランニングの伴走... -
スポーツは志を持って
2022秋を先導するように道端のコスモスが風に揺れ、ジョギングする距離が延びてしまいます。昨年の今頃は東京パラリンピックも閉幕し、2020東京大会の感動の場面を振り返っていました。 そして一年経った今、毎日のように伝えられる組織委員会元理事による汚職のニュースに残念な気持ちでいっぱいです。AOKIホールディングスやKADOKAWA、広告会社の大広と、複数社の名前があがり、元理事などとの金銭の授受など水面下での取引疑惑にうんざりさせられます。2030年の招致を目指している北海道・... -
デフリンピック 東京で
20229月10日、オーストリア・ウィーンで開かれた国際ろう者スポーツ委員会総会で、2025年デフリンピックの日本開催が決まりました。日本での初開催!この知らせを受けて喜ぶ選手たちの顔が目に浮かびます。というのも、昨年母国開催で盛り上がったパラリンピックには、デフ(聴覚障がい者)の競技が入ってないからです。 大会後に日本財団パラリンピックサポートセンターが行った調査によると、パラリンピックの認知度は97.9%、デフリンピックは16.3%と全然違います。かなり取り残された感があるのです。 で... -
ウィズコロナの市民マラソン
2022「皆さん、おかえり~。3年ぶりに石狩に帰ってきて、私たち鮭みたいですね」と挨拶した私。9月4日、北海道石狩市で開催された石狩サーモンマラソン(5㌔、10㌔の部)の開会式でのことです。約700人のランナーの中には「先週は北海道マラソンを走ったよ」という人も。石狩市体育協会会長の永井利幸さんは「開催に向けて準備していましたが、2万人が走った北海道マラソンに背中を押されましたね」と笑顔で話してくれました。ウィズコロナの時代、市民マラソン大会は大きな大会を参考にしているようです。 ...
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