2021年5月– date –
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言葉の力を信じて
2021びわの実が曇り空を明るく彩った5月30日、第一回世界オンライン句会が開催されました。主催したのは俳人の黛まどかさん。コロナ禍で人と人とのコミュニケーションが取りづらくなっている今、「俳句を通して世界と繋がりましょう」という主旨です。開催に向けてクラウドファンディングで支援者を集め、私はそのサポーターに。この日、京都市の嵐山祐斎亭から黛さんは着物姿で登場。黛さんの後ろの円窓からは新緑が眩しく見守っていて、まるで絵のように美しい風景でした。 句会のメンバーは、フランス、イタリア... -
合宿で力をつける
2021薄紫色のライラックの花に包まれた札幌大通り公園。人影まばらな早朝、夫とジョギング(マスク着用)した後、千歳へ車を走らせました。鈴木亜由子さん(東京五輪女子マラソン日本代表)の合宿先を訪問。 この日、亜由子さんは本番に合わせて、朝7時にスタートし40㎞走を。私が宿舎を訪ねた時は走り終った後でした。「いい感じで走れましたよ」と話す高橋昌彦監督の隣で、満足気な表情の亜由子さん。「今日はゆっくりペースでしたから。これから徐々に40㎞走のペースを上げていきます」と亜由子さん。高橋監督は... -
インクルージョンの教科書
2021薫風がバラの花の香りを運んでくれた5月16日、東日本実業団陸上が熊谷市で開催されました。その中で、パラの選手の競技も行われ、視覚障がい者の唐沢剣也選手(26)が5000mで世界新記録を樹立したのです。ケニア選手の持っていた世界記録を17年ぶりに更新。唐沢さんを指導する安田亨平さん(53)は「ガイドランナー2人(小林光二さん、清水崚汰さん)が素晴らしいアシストをしてくれたお陰です」と喜んでいました。東京パラリンピックをおよそ100日後に控え、唐沢さんはすごい自信になったことでしょう。 唐沢... -
テストイベントで躍動
2021母の日に、国立競技場で陸上のテストイベントが開催されました。本番さながらボランティアを含む1600人以上のスタッフが、競技運営や記録、マスコミ対応等々33のセクションに分かれて動きました。本番でのスムーズな運営のため、1競技終わる毎にグループで話し合う姿がみられたのです。 札幌に続き世界陸上競技連盟会長のセバスチャン・コーさんが視察に。記者会見では「陸上競技は母のような存在」と。あらゆるスポーツの産みの親だという意味だと思いますが、本当にスピーチの上手な方だと感じます。そして映...
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