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おしゃべり散歩道2020

乗りに乗って日本新連発

 虫の音が聞こえるようになった8月23日、国立競技場でセイコーゴールデングランプリ陸上が開催されました。訪れるのは、昨年5月のこけら落とし以来です。無観客での開催でしたが、正面からスタジアムに入ると、観客席は緑と白と茶などのまだら模様で、たくさん人が入っているように見えました。200mで優勝した飯塚翔太さんも「観客がいるようで賑やかに感じました」と。本当に上手に作られた競技場です。
 そしてコロナ禍ゆえ、競技運営の方々は少ないかと思いきや、結構いらっしゃったのです。東京陸協理事長の平塚和則さんは「みんな、家にいる時間が長くて早く選手に会いたかったのですよ」と嬉しそうに話してくれました。競技役員の方々は高齢の方も少なくないのに有り難いです。皆さんマスクを着用し、選手招集所の椅子などもこまめに消毒。感染予防に余念がありませんでした。
 そんな中、田中希実さんが女子1500mで日本記録を更新。スタートから先頭で積極的に飛ばしての横綱相撲に心が躍りました。7月には女子3000mで18年ぶりに日本記録を更新したばかり。乗りに乗っています。「私は考え過ぎるとダメ。今日はレース前にトラブルがあって考える暇がなかったのがヨカッタ」と話しました。というのも縁起のいい日本記録シューズ(3000m時の)を履こうと思っていたものの、新ルールの基準をクリア出来ず。お父さんの健智さんがホテルに取りに戻ったそうです。それでギリギリ間に合い、頭がシューズのことでいっぱいだったそう。「来年の東京五輪では最高の走りを皆さんにお見せ出来るようにがんばります」と田中さん。来年が本当に楽しみです。

(共同通信/2020年8月24日配信)

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