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おしゃべり散歩道2020

選手の力試す舞台を

 蝉の合唱する声が元気に響いた8月初旬、「炎の体育会TV」という番組で青山学院大学の原晋監督とご一緒しました。顔を隠したマスク姿の実業団ランナーに、女性芸能人10人のチームとジャニーズジュニア4人のチームが挑むという企画です。原さんと私はそのレースの解説を。
 原さん、走る前の芸能人ランナーの皆さんに「相当練習したでしょ。いい脚してますよ!」「元気に楽しく走ってくださいね」とわざわざ挨拶にいかれ、優しい人だなと思いました。またランナーの小ネタを披露する私の隣で、全ての人を「いいですね!」と褒める解説は、どこか小出義雄さんを彷彿させます。やはり、一流の指導者の特徴なのでしょう。
 ところで、この日、合宿中の長野県から番組のために東京に戻った原さん。その後はまた長野へ。緊急事態宣言が解除され、都道府県を越えての移動が可能になってからチームでずっと合宿を行っているそうです。「授業もリモートですから、町田の寮をそのまま合宿地へ移した感じです。自然豊かな環境で人との接触も少なくなるので、感染リスクは減りますからね」と。
 コロナ禍で出雲駅伝の中止が発表され、秋以降の駅伝開催が心配されています。「リスクゼロはありませんから。選手の健康はチームでしっかり対処しますのでご心配なく。大会運営やボランティア、観客の皆さんの感染予防対策を十分に行った上で、何とか大会を実施する方法を探ってほしいです」と原さん。確かに、地道な練習を積み重ねる選手にとっては、力を試す舞台があった方がありがたいです。
 選手思いの原さんの明るさに、大会へ向けての色々な可能性を考えさせられる時間でした。

(共同通信/2020年8月3日配信)

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