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おしゃべり散歩道2020

感染予防、工夫して再開

 6月初旬、東京都と組織委員会は来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの簡素化を検討し始めました。新型コロナウイルスの感染拡大が続けば中止の可能性もあるなか、感染のリスクを小さくして開催を目指す案。出来る限りのことをしようとする攻めの姿勢がいいと思います。
 これに習い、秋以降に開催予定の大会では、主催競技団体の様々な工夫が求められるでしょう。例えば駅伝は、出場選手全員が集まるような開閉会式を無くして、密を避ける。表彰式も競技終了後に競技場内ですぐに行う。また寒い日の駅伝では、暖かい控え室を用意すれば密閉空間に多くの選手が集まることになるので、人数制限や選手間の距離を保つなど新たな準備が求められます。
 ただ、これには大会を開こうとする主催者や協賛企業、放送局など関係者のやる気度が関係してくると思います。最近のニュースで感動したのは、6月25日から開催予定の女子プロゴルフのアース・モンダミンカップ。7月上旬の2大会が中止なのに、開催するのです。そのために日本女子プロゴルフ協会が決めた多くの厳しい条件をクリアしました。それはプロアマ(試合前日にスポンサーなどの人がプロと一緒にゴルフをする)をやらない。もちろんパーティーもなし。観客を入れない。テレビ中継以外のマスコミは入場禁止。スポンサーであるアース製薬にはほとんどメリットがありません。ただただ「女子プロゴルフを応援したい」という気概が素晴らしいと思います。
 各競技団体が大会開催のための取り組みを作成し、日本スポーツ協会や日本障がい者スポーツ協会に提出しました。感染予防に工夫をこらしながら、スポーツが動き始めています。

(共同通信/2020年6月8日配信)

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