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五輪パラ延期決定

 東京オリンピック・パラリンピックの1年程度延期が決まりました。経済面での負担は大きいと思いますが、選手目線で考えると公平で良かったと思います。強行に年内開催となれば、練習すら出来ないイタリアやスペイン等多くの国が参加出来なかったでしょう。それでも「今回は参加できる国だけで」となれば、理由は違えども1980年のモスクワ五輪と同じような大会になります。
 先日、私のラジオ番組に来てくれた瀬古利彦さんは「モスクワの時は大会が7月なのに5月に不参加と言われてね。目の前が真っ暗になったよ」と話しました。無念としか言いようがなかったそうです。「それと比べると今回は延期、やるんだからね」と瀬古さん。選手の気持ちが分かるからでしょう。マラソン代表に内定している6人の選手が不安に思っているはずだからと、世界陸連の発表を待たずに内定は取り消さない方針であることを発表しました。そして、「一年あれば更に強くなれる。故障している選手もしっかり治せる」とエールを送ったのです。
 私も日本の選手が課題を克服するのに、良い時間を与えられたと思います。ライバルのアフリカ勢との違いは、レース中のペースの上げ下げ。3月上旬の名古屋ウイメンズで優勝して代表を勝ち取った一山麻緒さんの監督の永山忠幸さんも「これからペースチェンジの対応力をつけますよ」と意欲をみせています。
 札幌のコースもこれから何度か試走出来るでしょう。新型コロナウィルスの感染拡大が収束すれば、テストイベントを開催し、予行演習ができるかもしれません。ピンチはチャンス!花冷えで東京の桜も長く咲いています。

(共同通信/2020年3月30日配信)

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