レジェンドのお二人と
日本新三大夜景の1つに選ばれ、シニア世代や子育て世代が最も住みたい場所の上位にランクされる北九州市。2月16日、第7回北九州マラソンが開催されました。私は君原健二さんと宗茂さんと共にゲストとしてお招きを受けたのです。
大会前日のトークショーでは聖火ランナーの話題に。「私は協賛企業の募集など5箇所に応募しましたが、最初に円谷幸吉さんの故郷・福島県須賀川市から決定を頂きました。実はその後に故郷の北九州からも話しがあったんですが、お断りせざるを得なくなりました。申し訳なかったです」と、君原さん。謙虚なお人柄が伺えました。宗さんは宮崎県で、私は千葉県で聖火リレーを行います。
そしてマラソン大会を明日に控え、シューズの話題に。「シューズの開発の歴史をみると、ソールに液体や空気のクッションが入ったのが大きな転換点だったね。アスファルトの衝撃を吸収してくれていいんだけど、そのせいで脚は弱くなってきている」と宗さんは選手の故障が増えたことをあげたのです。「私が走っていた頃は薄いゴム1枚でクッションありませんでしたから」と君原さん。「練習した人は気負わないで、30キロ以降に力を出して。練習していない人はマラソンの地獄をみてください」と宗さんが言うと、会場は大爆笑に。
当日は雨。私はペアリレーマラソンに参加。前半は私、後半は夫で走りました。強い風雨の中、沿道に沢山の人が並んで声援を贈ってくれて、市民の皆さんの優しさに胸が熱くなりました。夫にバトンタッチしてからはゴール手前で宗さんとランナーのみなさんをお出迎え。「地獄を見ました」と話しかけくる人が多くて、微笑ましかったです。
(共同通信/2020年2月17日配信)
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