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おしゃべり散歩道2019

札幌へのコース変更

 師走に入って間もなく、札幌に変更になったマラソンコースの発表あると聞き心待ちにしていました。ところが、12月4日のIOC(国際オリンピック委員会)その会議で決定したのは、前半の20kmだけ。後は12月半ばに委員の方々が現地を視察した後に決めるとのこと。何と悠長に構えているのでしょう。選手は本番の1年前にコースが変更になったことでも大変なのに…。 マラソンで圧倒的な速さをみせるアフリカの選手達は、あまりコースの下見や試走をしません。反対に日本選手は入念に行いますから、ここに日本がアフリカ勢に割って入る余地があると思っています。早速、出場が内定している鈴木亜由子さんの監督の高橋昌彦さんに今回の発表について伺うと「やることは一緒ですから、コースのことはそんなに気にしていませんよ。それよりも来年に向けての覚悟が大事です」と。亜由子さんはそのエネルギーを貯めるために今、体も心も充電しているそうです。
 さて、20kmまで決まったコースですが、さすがに札幌を満喫できるいいコースです。大通り公園をスタートし、繁華街のすすきのを抜け、緑豊かな中島公園、サケも遡上する豊平川を渡り、平岸、創成川通りを北上。そして一番の特徴は北海道大学の構内を走ることです。大学内を走るオリンピックは北京以来。クラーク博士の胸像のすぐ前を駆け抜け、最後に赤レンガが美しい道庁舎、大通り公園と、文句なしです。
 ビルや木々で日陰を走れるのはスタート直後と北海道大学内等の一部。でも強い日差しは暑さ対策を入念の行っている日本選手にとって有利です。このコース、未来の大会開催のレガシーになるかも。雪が解け、木々が芽吹けば本番です。

(共同通信/2019年12月9日配信)

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