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おしゃべり散歩道2019

MGCを終えて

 虫の音が今もMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の余韻を楽しむBGMのように聞こえます。私が「ど根性フラミンゴ」と名付けた前田穂南さんは、20km過ぎから独走。勇気ある一人旅のレースで優勝を飾りました。その後、所属する天満屋では前田さんと3位に入った小原怜さんの報告会と、ドーハ世界陸上に出場する谷本観月さんの壮行会を開催。おっとりとした表情で前田さんは「東京五輪では金メダルを獲りたい。自分のペースで最後まで押していける力をつけたいです」と話しました。と、「言うのは簡単だよね。本当の力をつけないと」と武冨豊監督は笑顔。そして、4秒差で(リオ五輪は1秒差で切符を逃す)内定を逃した小原さんは、「もっと上を目指してがんばりたいです」と。「悔し涙の桃太郎」の小原さん、きっと次は歓喜の涙を流せると信じています。
 そして2位で東京五輪の切符をつかんだ鈴木亜由子さん(日本郵政グループ)は、ご両親と実家の豊橋の近くの温泉でゆっくり。家族水入らずで過ごしながら、両太股の前側の筋肉痛を癒やしています。黒豆の煮物や黒にんにくなどを作って亜由子さんを陰で支えていた2人のおばあちゃん、佳美さんと千枝子さんはレース当日、豊橋市内のパブリックビューで観戦。でもマスコミの取材がすごく、ずっとカメラを向けられるので化粧室に逃げるとその前でまた取材を受けるという始末。「亜由子の気持ちがよく分かる」と話しました。父の伸幸さんと電話で話していると亜由子さんが電話口に。課題は「40km走の練習の質をあげることです」と。本番まであと約一年たっぷり時間はあります。魅力的な2人の東京五輪が楽しみです。

(共同通信/2019年9月20日配信)

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