いよいよラグビーW杯
空港や駅等で桜のエンブレムを付けたユニフォーム姿のポスターをよく見かけます。間もなく「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が開幕。ただラグビーのルールをよく理解していない私は少し引け目を感じていました。でも「陣取りゲームだと思ってください。詳しいルールは審判に任せればいいんです」と、伊藤剛臣さん(元ラグビー日本代表)に言われて安心。伊藤さん、私がパーソナリティを務めるラジオ番組に出演してくださったのです。
この日、ラグビーがぐーんと身近になりました。「バックスは女性にもてますが、フォワードはもてません」とキッパリ。ボールを蹴ったりパスを受けて走ったりするバックスの選手はスラリとした体格。一方、伊藤さん達のフォワードは体を密着させてぶつかり合うため、体の大きな人ばかり。「酒を飲みに行ってもフォワードはくっつきたがる。寂しがり屋なんです」。そして今でも伊藤さんは体の大きい人を見かけると「どうやったら倒せるかな?」とタックルしたくなるそうです。
ところで、9月20日から始まるワールドカップには20ヶ国が出場します。プール(リーグ戦)は4つに分かれていて、決勝トーナメントに進むには5ヶ国の中で2位以内に入らなければいけません。ズバリ、日本は予選を通過できますか?と聞くと、「90%の確率で!」と伊藤さん。その通りになれば、日本ラグビー史上初の快挙になるそうです。
前回大会では初戦で南アフリカを破り、世界中を驚かせましたが、決勝トーナメントには進めず。「戦い終わればノーサイド。ラグビーは紳士なスポーツですよ」と楽しそうに話す伊藤さんの笑顔に、スタジアムに足を運びたくなりました。
(共同通信/2019年9月2日配信)
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