市民マラソンで皆さん笑顔
山形市の馬見ヶ崎川の河川敷では芋煮会をする団体、家族が多く、美味しそうな匂いが漂っていました。10月1日に開催された第5回山形まるごとマラソン、私は3kmを子ども達と一緒に走ってから、沿道へ応援に。霞城公園、中心街の七日町大通り、国の重要文化財の文翔館など名所を走るハーフマラソンは、ランナー達に大人気です。全国から5580人が集い、その中に夫の姿も。「増田明美の夫」と書いたナンバーカードなので、夫は沿道の女性たちに「奥さん、ひょっこ(朝ドラ)お疲れ様」なんて言われて、頭を下げながら走っていました。
それにしても、健康長寿のお手本はいるものです。52歳の夫よりも7分も速いタイム、2時間11分台でゴールしたのは、81歳の中村克郎さん。千葉県浦安市の方で「走りながら良い秋の旅が出来ました。来月末は大阪マラソンを走ります」と、爽やかな笑顔。60歳位にしか見えない若々しさなのです。中村さんは「大阪も旅を楽しみながら2年前の自己ベスト(4時間41分)を更新したいです」と話すのでした。
そして最高齢者は84歳の渡邊勝利さん。昨年に続き3kmの部に参加し、18分台で完走。「私は天皇陛下と同い年です。陛下を励ますためにも元気に走り続けたいと思います」と。実にお元気で、完走者にふるまわれる芋煮を「私のは牛肉がいっぱい。特別サービスでしょうかね」とチャーミングな笑顔で話しながら、ペロリとたいらげてしまいました。お元気な方に共通しているのは、チャレンジ精神。そして常に人生を楽しんでいらっしゃる。私もステキに歳を重ねていきたいと思えるのです。市民マラソン大会では、健康長寿のお手本に出会えることが幸せです。
(共同通信/2017年10月2日配信)
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